宇佐美(現地)ならではの事

11月28日の宇佐美の海ログです。

皆さんこんにちは。宇佐美DCの小峰です。

今日の宇佐美はとても穏やかな海況になりました。

水中の透明度も、南西の風の影響で上がった模様で、ビーチは8m~10m、ボートは12~15mくらいの良好な透明度でした。

この写真じゃわかりにくいかもしれませんが、入った瞬間、なんとなく良い予感がしたんですよね。光もくっきり差し込んでいたし。

そしたら案の定でした。もっともっとこれからのシーズンは透明度が高い日が連続するはずなので、綺麗ってやっぱりいいなー、と思っちゃいました。

さて、表題の内容です。

宇佐美は現地にあるダイビングサービスです。宇佐美にダイビングサービスを開いて32年。地元の方々とも密接に関連しながら運営されています。

今日も、ファンダイビング、体験ダイビングとコースはそれぞれに分かれてはいましたが、夏のころに比べれば、ずいぶんとゆとりのある時間が流れていました。

先日も同じような感じだったのですが、地元ならではの体験をしてもらおう、ということは常日頃考えていることで、場合によっては、地元の漁師さんにお願いすることもあったりします。

と、いうわけで、先日は、エビ網漁(伊勢海老を取る網を仕掛けておいて後でその網にかかった伊勢海老をとる漁です)の網いれ作業を見学しに行ってみましたよ☆

網いれ中の写真です。

「はる丸」さんに乗せてもらいました。

普段はのんきに煙草をふかしている船長ですが、このときばかりは「すごいなー」と。

右手で準備しておいた網を入れつつ、左手では船を操船し(しかも舵を遠くから操作するための道具=棒のようなもの=手作りでした)、足では船のスピードをコントロールしています。

ポイントにつくや否や、山だてをして、今日のポイントはここ、と決めるあたりにも、熟練の匂いがプンプンしていましたよ。

エビ網は一つ一つが100mと少しあります。船のスピードを波やうねりや流れを敏感に察知しながらコントロールして、伸びすぎず、たるみすぎず、的確に、そして淡々と入れていく姿はとても格好良かったです。

網いれが終わると、、、、

帰る☆

座っている板が網いれの時はなかったのですが、船の天井にゴムで取り付けられていました。よく見ると、それらも手作りで、「いつもダイバーの日は座ってるけど、なかったから、あれー?って思った。手作りじゃん!すごい!座布団もついてる!」と言うと、「にやっ」っと笑っている姿が印象的でした。

都会では味わえないもの、経験できないものを経験してもらおう!という事で、春にはタケノコを掘ったり、こんな風にいろいろな漁に一緒に出てみたりしています。

大人の社会科見学?

興味がある方はぜひ声をかけてください。ちなみに、お泊りで来ると、夜中の漁(ヤリイカ、エビ網回収)などにも参加できます。ドキドキしますよー☆



ちなみにさっきまでの格好良い感じはまるでなく、舵もふくらはぎで面倒そうに操っているだけでした。いつもの「はるさん」でした笑。

ウミウシは今日は気合十分でしたが、初めて見たよ!っていうのは発見できずでした。今日がダメでも明日がある、と思うのは、人間特有の感情でしょうか?