日が変わるごとに新しいウミウシが増えてきます☆

1月21日の宇佐美の海ログです

目次

まずは本日の海況から

皆さんこんにちは。宇佐美DCの小峰です。

今日の宇佐美は少々うねりがありましたが潜水には問題なく、気持ちよく潜ることができる海況でした。

陸が温かかったです。伊豆だとなかなか最高気温が10度以下にならないので、寒い、と感じる日が少ないのですが、ここのところ、本当に暖かく感じます。普段なら当たり前のように来ているウルトラライトダウンも、来ていると暑いので脱いでおこう、といった感じでした。

水中の透明度は8m~、といったところで、一度南西の風が吹いてくれれば回復するのに、と思っています。

欲を言ったらきりがないですけれども。生物探しに困るような透明度ではないですよ☆

今の時期の水中の大きな変化はウミウシに。

現地にいるので毎日のように海に入りますが、そして毎日ウミウシをチェックしますが、今の時期は変化が激しいです!!

まあ、この変化は現在地球上にいる人の中でも気が付いている人は少なく、かつ、ニュースになるような、多くの人々の関心を集めてしまう出来事ではないのですけれども笑。

フジタウミウシ属の一種。おとといくらいから急に見るようになった、と思ったら、今はいっぱい!先週以前は絶対に見かけませんでしたもの。

最近何かで読んだのですが、ウスバカゲロウの一種には成虫になって、たった2時間でお亡くなりになってしまう種がいるそうで、ちょっとみんなと時間がずれちゃうと交尾すらできずにあの世にGOしちゃうので、「タイミングを合わせて羽化する」っていうのがあるらしいです。

どうやってタイミングを合わせているのかは全然わかりませんが、ウミウシたちにもそういったものが絶対あると思います。だって、狭いと言いつつも広い宇佐美の海で、あっちの端でもこっちの端でも、同じタイミングで同じ種類が出現しだすって、絶対何かありますね。

ちなみに、もう少しこの話を続けると、よそのブログで「今このウミウシがー」なんていっているなあ、と思うと、宇佐美でもその種類がガンガン見つかりだすんですよね。すごいなー、ウミウシ。

高級な和菓子のような、ミノウミウシ亜目の一種。このウミウシも1週間前くらいからいっぱいに。出始めは「おおっ!」っとなるのですが、こうたくさん現れると、

「またか」

と思うのは、人はないものねだりが大好きだ、という事なのでしょう。

スマホのゲームとかでも、ノーマル、とかレア、とかウルトラワンダフルレア!!とか言われると、課金してでもレアな奴がほしくなっちゃうのが人ですね☆アプリの会社っていいところついてきますねー☆いっぱい仕事して、いっぱいお金を稼いで、ガンガン課金しましょう!笑

ミレニアムマツカサウミウシ(産卵)。

ウミウシたちも「いまだ!」とばかりに産卵です。本当に、交尾して産卵して子孫を残す、っていう仕組みを考えたのは誰なんでしょう?よーく考えてみると、すごい仕組みですよね。スマホを何にもないところから考えた人もすごいけど、こっちの仕組みと構造を考えた人もマジすごいです。

そして、ミラクル小っちゃいウミウシが生まれてきています。僕は今年で40歳になりますが幸い老眼はまだ来ていないと思います。視力も良い方だと思います。でも、このウミウシは1ミリくらいしかなくて、カメラで撮るまでは、「おそらくウミウシだろう」としかわかりませんでした。どっちが頭でどっちがお尻かも全然わかりませんでした。そしてカメラで撮り終わった後に気が付きました。

「なんか、この半径1メートルくらいのスペースに、同じような白い点がたくさんあることを」

ひゃー、Cカードをとった時に教わったように、不用意に地面などにダイバーは触れてはいけませんね!そこにはたくさんのはかない命が!って細かすぎるんですけどー笑。

と、言った感じで、毎日毎日新しい種類が出てきています。まさに

「毎日更新!」

って感じです笑。

こういうのを四字熟語で言いたかったのですが、この場合はなんて言えばいいんですか?日進月歩ですか?賢い人はこういうの一発ですよね!

谷君、加藤君には質問しませんでした笑。二人ともきっとわかんないので笑。ナイスな二人ですね。

本当に、全然ニュースにならない変化ですが、この変化を楽しんでくれる人も少しはいると思います笑。一緒にこっちの楽しみを満喫しましょう!そういう方!

おしまいに明日の予報です

明日は低気圧の接近に伴い、久しぶりに強めの北東の風となる予報です。

低気圧の接近時はまだ大丈夫と思われますが、近くに来た時と、通過後(明後日は通過後です)はうねりが入ってしまう恐れが十分にあります。

明日の「本日の海況」を確認いただくと幸いです。注意が必要だと思っています。