ウ) BCDの使い方
浮力の調整に使うのはBCDだけではないことを上で説明しましたが、BCDに関してもまだまだ使い
こなせていないダイバーが多いのが現状です。
何が分かっていないかと言うと、それは給排気のポイント。特に次の3点を押さえていないために、
中性浮力で苦労している人をよく見かけます。
【 給排気の量 】
原則として、BCDのパワーインフレーターを使って給気する時はボタンを短く押して、少しずつ空気
を入れなくてはいけません。
浮力が急激に大きくなると急浮上してしまうリスクが出てきますから。
同じように排気の時も、急に深度が下がって潜水墜落の状態にならないよう、少しずつ空気を
抜いていくことが大事です。
少しずつ浮力調整をすることで、「どれくらい空気を入れる(抜く)とどれくらい浮く(沈む)か」
という浮力の感覚が身に付きやすくなるのもメリットです。
こなせていないダイバーが多いのが現状です。
何が分かっていないかと言うと、それは給排気のポイント。特に次の3点を押さえていないために、
中性浮力で苦労している人をよく見かけます。
【 給排気の量 】
原則として、BCDのパワーインフレーターを使って給気する時はボタンを短く押して、少しずつ空気
を入れなくてはいけません。
浮力が急激に大きくなると急浮上してしまうリスクが出てきますから。
同じように排気の時も、急に深度が下がって潜水墜落の状態にならないよう、少しずつ空気を
抜いていくことが大事です。
少しずつ浮力調整をすることで、「どれくらい空気を入れる(抜く)とどれくらい浮く(沈む)か」
という浮力の感覚が身に付きやすくなるのもメリットです。
【 給排気のタイミング 】
給排気のタイミングが遅れて、浮き過ぎや沈み過ぎの状態になっているダイバーもよくいます。
理解して欲しいのが、「浮き沈みのタイムラグ」についてです。BCDに空気を入れた(抜いた)
からと言ってすぐに体が浮く(沈む)わけではありません。そこには、必ず数秒の時間差が
あるのです。
つまり、ガイドや他のダイバーの動きを見ながら、深度の変化を予測して、
水深が変わり始めたら早めに給排気を行うようにする必要があります。
完全に浮いてから、沈んでから、ではタイミングが遅いんですね。タイミングが遅れれば、
一度の給排気の量も増えてしまい、浮力調整は一気に難しくなってしまいます。
早め早めに浮力を調整するには、感覚を研ぎ澄ませて、自分が今浮いているのか、
沈んでいるのかを気付けるようになるのがポイントです。始めこそ意識が必要ですが、
慣れれば体が勝手に動くようになるでしょう。
【 排気の時の姿勢 】
BCD内の空気を抜く時は、左肩を上げてホースを水面方向へ伸ばす」という方法を、
ほぼ全ての人が講習で教わっているはずです。
しかし、これが出来ていない初心者ダイバーが本当に多いです。
正確には、この姿勢を取ろうという意思はあってもきちんと出来ていないんですね。
具体的には、
・ホースが水面へ向いていない
・ホースが伸びていない
・上体が起きていない
・左肩が上がっていない
というケースが多々あって、結果的に完全に排気しきれず、フワフワと浮いていってしまう
のです。
これは、多くの初心者ダイバーがBCDという器材をあまり理解していないことが原因です。
BCDというのは空気を入れるための袋で、その出口が左肩にあるんですね。だから、まずは
左肩に空気を集めなくてはいけません。
空気は水中では、上に上がっていくので、左肩が上になるように、私達は胴体を動かす必要があります。
そして、空気がホース内をしっかり上がっていくためには、ホースの先を上向きにするだけ
でなく、全体を伸ばさなくてはなりません。
BCDは、排気ボタンを押すだけで自動で空気が抜けるようなスグレモノではありません。
空気の動きを利用した、結構なアナログ器材なのです。
給排気のタイミングが遅れて、浮き過ぎや沈み過ぎの状態になっているダイバーもよくいます。
理解して欲しいのが、「浮き沈みのタイムラグ」についてです。BCDに空気を入れた(抜いた)
からと言ってすぐに体が浮く(沈む)わけではありません。そこには、必ず数秒の時間差が
あるのです。
つまり、ガイドや他のダイバーの動きを見ながら、深度の変化を予測して、
水深が変わり始めたら早めに給排気を行うようにする必要があります。
完全に浮いてから、沈んでから、ではタイミングが遅いんですね。タイミングが遅れれば、
一度の給排気の量も増えてしまい、浮力調整は一気に難しくなってしまいます。
早め早めに浮力を調整するには、感覚を研ぎ澄ませて、自分が今浮いているのか、
沈んでいるのかを気付けるようになるのがポイントです。始めこそ意識が必要ですが、
慣れれば体が勝手に動くようになるでしょう。
【 排気の時の姿勢 】
BCD内の空気を抜く時は、左肩を上げてホースを水面方向へ伸ばす」という方法を、
ほぼ全ての人が講習で教わっているはずです。
しかし、これが出来ていない初心者ダイバーが本当に多いです。
正確には、この姿勢を取ろうという意思はあってもきちんと出来ていないんですね。
具体的には、
・ホースが水面へ向いていない
・ホースが伸びていない
・上体が起きていない
・左肩が上がっていない
というケースが多々あって、結果的に完全に排気しきれず、フワフワと浮いていってしまう
のです。
これは、多くの初心者ダイバーがBCDという器材をあまり理解していないことが原因です。
BCDというのは空気を入れるための袋で、その出口が左肩にあるんですね。だから、まずは
左肩に空気を集めなくてはいけません。
空気は水中では、上に上がっていくので、左肩が上になるように、私達は胴体を動かす必要があります。
そして、空気がホース内をしっかり上がっていくためには、ホースの先を上向きにするだけ
でなく、全体を伸ばさなくてはなりません。
BCDは、排気ボタンを押すだけで自動で空気が抜けるようなスグレモノではありません。
空気の動きを利用した、結構なアナログ器材なのです。
次回は「ダイビング中の正しい姿勢」について、ご紹介していきます。泳ぐ姿勢が上手くできていないと、台無しになってしまいますよ!
ダイビング中の正しい姿勢 - MSOダイビングマガジン

ダイビングはただ水中をキックしているだけではない!
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