2017年8月14日 更新

水中で空気が吸えなくなった・・・

エアー切れにならない為の予防法とは?

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深場でエアー切れになる

浅場でもエアー切れはあってはならないトラブルですが、それが深場でおこると状況はかなり

深刻になります。

トラブルの対処法は、初めの講習でも習うのですが、コントロールされた緊急スイミングアセント

か緊急浮力浮上という方法です。

ただ、こういったスキルは、習ったとは言っても普段から使っているわけではないので、

とっさに起こった時にできるのかということが重要になってきます。

コントロールされた緊急スイミングアセントとは、完全にエアーがなくなり、バディのいる

ところが遠すぎて、予備の空気源がもらえない場合で、水深が6~9m以内の時に選択します。

やり方は、上を見上げて、肺の過膨張障害を防ぐためにレギュレーターをくわえたまま、

膨張した空気を肺から外へ逃がしながら(息を吐き続けて)水面に向かって泳ぎながら浮上します。

その時、浮上の姿勢、すなわち右手を肩の上にあげて、左手でBCDのパワーインフレ-ターの

排気ボタンに添えている姿勢で浮上します。

水面でに出たら、口からBCDに息を吹き込んで、空気を入れて浮力を確保します。
コントロールされた緊急スイミングアセント

コントロールされた緊急スイミングアセント

PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースのスキルの1つです。
水深6~9mあたりでエア切れになり、バディが近くにおらず、1人で浮上する方法です。
緊急浮力浮上とは、

上記との違いで言うと、水深が10m以深の時に選択します。

浮上方法は、ウエイトを捨てます。

後はコントロールされた緊急スイミングアセントと同様、息を吐き続けながら水面まで浮上します。

いずれにしても実際に緊急時に落ち着いて対処できるかは微妙なところです。

しっかりと予防することが大切です。

予防法は、徹底した残圧の管理・確認です。
コンソールゲージ

コンソールゲージ

基本的に深場でのダイビングは2倍、3倍と水深によってエアーの消費量が多くなっていきます。

普段以上に残圧をコマメにチェックしなければいけません。

おもしろいところほど、見どころが多いところほど、エアーの確認をこまめに!

と頭に入れておきましょう!

普段のダイビングから残圧の確認のクセ付けと練習をしておきましょう。
マリンダイビング

マリンダイビング

CASE10 エアがない!→パニックに
次回はフィンキックしても全然進まない場合について、お伝えします。
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