予習

6月4日の宇佐美の海ログです

皆さんこんにちは。宇佐美DCの小峰です。

今日の宇佐美は、朝はほぼべた凪の海況でしたが、少しずつうねりも入ってきました。とはいえ、穏やかな海況に変わりはありませんでした。

水中の透明度は、黒潮?の影響?かと思うのですが、潮が少し変わったようで、エントリーしてすぐに、なんか青いな、と思い、水深が深くなるにつれて、その影響をはっきり感じ取れました。

こちらがエントリー口の感じです。

これが深場の感じです。

水中の透明度は、5m~10mとすこし、といったところでしょうか。

さて、表題の内容ですが、現地で働いて9年目。

講習を担当することもあれば、ファンダイビングを担当することもあるわけです。

現地にいるので、毎日のように海に入るのですが、宇佐美に来た当初に比べれば、ずいぶんと生物にも詳しくなったもんだ、と思ってはいます。

でも、数日入っていないと、水中の生物は大きく変わっていたりするんですよね。

明日の話なのですが、ゲストさんのリクエストが「ウミウシ」の予約が入っています。しかも、そのゲストさんが、ウミウシだけで言うなら、絶対に僕よりも詳しい方なんですよね(笑)

僕はというと、先週1回だけ、思いっきりウミウシのガイドの日があったのですが、それ以外は、講習とか、普通のファンダイブを担当していました。

「それなりにウミウシをみせてねー」なんていうリクエストなら、この辺にこういうのが多くて、とかいろいろ持っている経験があるので、それでOKと思うのですが、明日は、「全然準備不足ですけど、さあ、探してみましょう」みたいな感じは嫌だなー、と思いました。

なので、予習です(笑)。





そもそも、宇佐美の海って、潜れる範囲がやたら広いんですよね。

ウミウシガイド、となると、僕は大きく分けて5つのエリアを考えています。

①大崎の超東(超ネコ付近)
②大崎のまっすぐ(溶岩ゾーン付近)
③線路とネコ城らへん
④ガイドロープまっすぐ行った深場
⑤転石ゾーン(1~3mくらい)

先日のウミウシガイドの時は2本やって、2本とも④なんですよね。

①②はウミウシ好きのゲストさんには、「修行」と言われる、やたら遠いわ長いわ、のゾーンなのですが、GWあたりから、なんだかんだやる事多くて、全然行ってないんですよね。ここはウミウシ自体はすっごく多いんですが、「せっかくいったのに全然いなかった―」ってなると申し訳ない感満載になるんですよね。

そもそも、僕のガイドは、場所覚えておいて、ネタにして、明日も明後日も、ではなく、その日その日のめぐりあわせ的なガイドの仕方なんですが、それでも、たくさん潜っている時期は、この手のウミウシがここに多い、とか、やっぱり自分の中に情報が一杯あるんです。でも今は全然ないんですよね。①②に関して。

明日のゲストさんはおそらくどんなウミウシでも楽しく観察してくれると思うのですが、メールで言われたのは、スカシウロコウミウシみせてねー、でした。

こっちは③④にいるんですよね。数も多いとおもうのですが。

で、迷いましたー。①②で予習をしておくか、リクエストのこのウミウシを確認しておくか。

1本しか行く時間はないのでーーー。

で、悩んだ結果(結構真面目に悩みました(笑))、①②を予習しておきました。

リクエストのウミウシは明日、ぶっつけ本番で見つけよう、ということで。数も多いし、そもそもサボテングサという海草がホストなので。

それよりも、全然未知の①②にそもそもどんなウミウシが多いかだけは知っておかないと、明日、潜るコースの提案ができないなー、(最近行ってないですけど、ウミウシ多いゾーンなので、いっちょ、行ってみますか?、とは言えますがーー(笑)。それは嫌でした)と思って。

予習の結果、数はずいぶん多いように思いましたが、物珍しいのには会いませんでした。

個人的には雰囲気をつかんだので良かったかなー、と。

現地で働いているスタッフだからこそ、というガイドをするのは簡単といえば簡単、難しいと言えば難しい、と思っています。でも、そもそも大事なのは、誰よりも宇佐美の海に入っていることだと思うので、時間をうまく作って、冬場みたいな、ゆったりした時期だけでなく、これからの下記のシーズンも、出来るだけ予習を欠かさないようにしよう☆とおもう一日でしたよ。

最後に、まあ、大体、こういうことをしておいて、当日になったら、全然違うところで違うものを見せていた(笑)なんてなることが本当に多いんですけどもー(笑)

きっと明日もそうですよ(笑)