TG-5の顕微鏡モードで甲殻類を楽しんでみよう☆

皆さんこんにちは。宇佐美DCの小峰です。

今日の宇佐美は穏やかな海況でした。

水中の透明度は、ビーチは８ｍ～１０ｍくらい、ボートは１０ｍ～１５ｍくらいでした。

時期相応で、ずいぶん青くなりました。

この後も深場などが綺麗だったのですが、表題の内容の素材を集めることに必死になって、景色のわかる写真が一枚もないです笑。きれいでしたよ！

さて、表題の内容です。

TG－５を近年使っているダイバーがとっても多いです。
僕自身も、以前は違うカメラを使っていましたが、2014年の冬からTGシリーズを使うようになりました。水没ナシ、というのもめちゃめちゃ魅力ですが、個人的に、「すごいなー」と思うのは顕微鏡モード。印刷物などを取ると、ドット柄が見えてしまったりする、そんなレベルなのですが、こんなのほかになかなかないですよね☆

普段は、ウミウシを撮るのに重宝しているわけなのですが、時期が時期ですし、甲殻類もきれいに撮れますよ！という内容をここで書きたくて、今日は1本、甲殻類を顕微鏡モードでどんどん撮ってきてみましたよ☆

綺麗に撮れます。PCで見たらわかるかもしれないのですが、透明な触覚などもくっきり写っているんですね☆

甲殻類の多くは、魚のように動きが速すぎる、とか、寄ると逃げちゃう、なんてことが少ないので、顕微鏡モードでの絶好の被写体になりますね。

今の時期、写真のようなムチカラマツを見ていくと、ビシャモンエビ、ムチカラマツエビ、キミシグレカクレエビ、イボイソバナガニなどが見られます。ボートポイントなら全ポイントで、ビーチならネコ城を少し通り過ぎてもらえるとムチカラマツが生えていますよ☆

続いてはアカホシカクレエビ。その多くは、イソギンチャクにいることが多いのですが、写真のように、ソフトコーラル（これはオオミナベトサカです）にいることもあります。イソギンチャクもソフトコーラルも、透明感のある鮮やかな色合いが楽しめるので、「なんかきれいな写真になったー」ということが多いと思います。

同じノリで、今度はソフトコーラル（これはサビカラマツです）に。写真はナガサワイソバナガニです。今年は多いみたいで、この生物が見られる場所を数か所発見しました。一番きれいな個体は、まだ3センチくらいの個体で、場所はボートポイント「カーゴ石」です。見たことないなー、という方も多いのではないでしょうか？良い機会なので、みて、写真を撮ってあげてくださいね☆

同じくソフトコーラルから。こちらはイソバナカクレエビ。このエビは例年、とてもたくさんいます。僕はTG－５の顕微鏡モードで初めて撮った時に、「ああ、こんなにとんがっていたのか」と気づいてびっくりしました。色がオレンジの場所には、もっとオレンジの個体がいますので、色々撮ってみてくださいね☆

最後は、ちょっと笑える顔した（顔じゃないですが）、、、、

ヒメキンチャクガニ。これは水深２ｍくらいの転石をひっくり返すと見つかります。ウミウシ探しているときに出てくることが多いです。見つけるたびに、

笑いながら、、、「まじすかー？」と言われているように思います。

ちなみに手に持っているのは、イソギンチャクです。これをフリフリして外敵から身を守ろう、という奇策の持ち主です。誰に教わるのでしょうか？説明会とかあるのかな？

と、いうわけで、今日は、この表題の通りの記事を書きたかった一日でした。
一眼レフだったらもっときれいに撮れるよー、とか、そういう色々はナシで、今現在TG－４、もしくはTG－５を使っているダイバーさんが多いので、こういう楽しみもありますよ！という意味の記事です。

「まじ甲殻類だけガイドしてくれたらよいですから！」と言われたとすると、今の時期なら、大分タイムが足りなくなるくらい、色々見てもらえます。魚みたいに、長いこと狙ってたら居なくなっちゃった、なんてことがない甲殻類。ぜひぜひ楽しんでみてくださいね☆

さて、おしまいに明日の海況の予測です。

明日は北東の風が５ｍくらい吹く予報です。ビーチは問題なしだと思いますが（風裏になります）、ボートはかなりざぶざぶしそうな気配です。今現在が穏やかなため、まだ何とも言えませんが、今日より穏やか、ということはないと思われます。詳しくは、明日の朝一番の「本日の海況」を参考にしていただけると幸いです。