ボートダイビングで恥をかかないために!

余裕を持ったダイビングをするには、準備が大切!

目次

前回の記事までで、自立したダイバーになるための15のスキルのうち、9つまでお伝えしましたが、
今回残り64つのスキルをご紹介いたします。

⑩ボートダイビングの際、船上の段取り、注意点、対策ができる。

ボートダイビングとビーチダイビングでは段取りが異なります。

さらに、ボートダイビングでも伊豆と沖縄やパラオでも船のタイプが異なるため、

段取りも変わります。

※クルーザータイプ

※漁船タイプ

ボートダイビングでの心構えとは?

素早い段取りと時間厳守。

まず、ボートダイビングは出船時間があらかた決まっているので、時間厳守になります。
伊豆の場合は、漁船に乗ります。

① 港で器材セッティング
② 器材を担いで、乗船。
③ 腰を下ろしたら、フィン装着
④ 7分ほど乗船し、ポイントに到着したら素早くマスクを着け、エントリー
⑤ エントリー方法はバックロールかジャイアントストライドで、ガイドの指示に従う

沖縄・パラオなどリゾートの場合は、クルーザーに乗りポイントまで移動するのに小1時間ほど
かかります。

① 出船前に船の上で器材セッティング
② スーツを着るタイミングはガイドの指示に従う。出船前か、ポイント到着前か。
③ ポイント到着後、器材を担ぎバックロールかジャイアントにてエントリー。

上記は、ある程度の基準ですので場所に応じて指示に従ってください!
ボートダイビングはビーチダイビングとは違って、段取りよく行動することが重要です。
慣れていないとアタフタ慌ててしまい、セッティングを間違えたり、忘れ物をしたりと
トラブルのもとになります。
場所や船のタイプ、ポイントによって違ってくるため、スムーズに準備ができるように
練習しておくことがベストです!

⑪ボートエントリー・エキジットがスムーズに行える。

ボートエントリーでよくあるトラブルは、エントリー後マスクが外れたり、マスクがずれて水が入ってきてパニックになるということがあります。

ジャイアントストライドエントリー

①器材をすべて装着し、エントリー場所に立つ

②片手でマスクとレギュレーターをおさえ、もう片方の手で後頭部のマスクストラップをおさえる

③大きく片足を前に一歩踏み出すようにエントリー

ジャイアントストライドエントリーで恥ずかしいダイバー…

ブルーハーツのリンダリンダのように両足を広げて、飛び込もうとするダイバー。
片足を前に出すタイミングが合わず、顔正面から海面にダイブしているダイバー。
しっかりと押えていなかったために、水面でマスク、レギュレーターが外れてしまってあわてて
いるダイバーもよく見かけます。
リゾートで恥をかかないように、正しいエントリー方法を身に付けよう!

両足を広げてジャンプをするのではなく、大きく一歩前に踏み出す!

バックロールエントリー

①船べりに座り、股にホース類を挟む(エントリーの時に絡まらないように)

②マスクとレギュレーター、ストラップをおさえる

③お尻を少しずつずらしていき、タンクの重みでタンクからエントリーする

バックロールエントリーで恥ずかしいダイバー

後ろへ勢いよくひっくり返り、一回転して顔面からダイブしているダイバー。
後ろ向きなので、恐怖でなかなかエントリーできないダイバー。
どちらのエントリーもスムーズに行えるようになりましょう!

エキジットは、ラダーというハシゴを使って船上へ上がります。
ラダー(ハシゴ)はたいてい1本か2本だけで、1人ずつ順番にフィンを脱いで上がります。
ガイドがフィンを脱がしてくれることもありますが、自分で手際よく脱いでスムーズに
エキジットできるようになりましょう!
次回は「これが出来ないと1人前ダイバーではない?」をお届けします。