あなたはどっち派?ワイドとマクロ

ワイドとマクロって何?水中写真用語解説

目次

こんにちは!MSOの田村です!

水中写真でよく聞くワイドとマクロってなに?
なんとなーく分かるけど、よくわからない。
ふむふむ。そうですよねー。
ダイビングでは、撮る被写体によってワイドとマクロを区別しています。
もしくは使うレンズによって、ですね。

ワイド写真

広角に撮る写真のことだろうな、とは言葉から察しがつくでしょう。
実際に使うレンズとしては、もちろんワイドレンズです。
水中では超広角のフィッシュアイレンズを使っている方が多いですね。
群れやマンタやサメなどの大物生物、地形を撮ることを指す場合がほとんどです。

マンタの群れ

マンタはプランクトンを捕食します。
これもそんなシーン。
大きな口を開けてプランクトンを捕食中のマンタ達。
大迫力ですよ!
Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D
f7.1:1/100:ISO400
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY

ナポレオンフィッシュとダイバー

人懐こいナポレオン。
を撮るダイバー。
を撮りました。
Nikon 10.5mm f/2.8G ED DX Fisheye
f13:1/8:ISO400
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY
画角が広い分、余計なものが入らないようにしたいところです。
また構図やアングルもいろいろと遊べます。
動きのある被写体が多いので瞬時に構図をイメージする必要がありますね。

マクロ写真

マクロ=巨視的という意味です。
しかし実際には小さな生物を撮ることを指します。
・・・?どうゆうこと?
小さな生物を巨視的に、つまり画面いっぱいに撮るという意味です。
それが小物を撮ること全体の意味として使われております。
レンズで言うと60mm~100mm、105mmぐらいがいわゆるマクロレンズと呼ばれます。

アカネハナゴイの大あくび

アカネハナゴイのあくびの瞬間。
バックを黒抜きにすることでより鮮やかに。
ちなみにこれ、昼間ですよ。
カメラの設定次第ではこんな写真も撮れます。
AF Micro Nikkor 105mm F2.8D Nikon
f10:1/200:ISO200
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY
小さな生物もこれだけ画面いっぱいに撮ると表情が写せます。
魚の表情や生態、綺麗な体色。
周りの環境を活かして様々な画作りができます。
そんな小さな世界を切り撮れるのがマクロ撮影の魅力ですね。

カンザシヤドカリsp.

穴から顔を出すカンザシヤドカリ。
イバラカンザシや光の当て方でカラフルに。
実際の大きさは5mmぐらい、かな?
とにかくちっちゃいんです。
AF Micro Nikkor 105mm F2.8D Nikon
f4:1/200:ISO100
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY

ワイドマクロ

小さな生物をワイドに撮ることをワイドマクロと言います。
うーむ、ややこしいですねえ。
では大きな生物をマクロレンズで撮るとマクロワイド?
それは聞いたことがありません。

ともあれ、ワイドレンズで小物を撮るのもおもしろいのです。

ハナビラクマノミ

ワイドマクロの代表。クマノミの仲間。
イソギンチャクという環境もあり、ついつい撮りたくなってしまいます。
Nikon 10.5mm f/2.8G ED DX Fisheye
f4:1/250:ISO400
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY

オレンジフィンアネモネフィッシュ

ミクロネシアの固有種。
パラオ、ブルーコーナーにて。
Nikon 10.5mm f/2.8G ED DX Fisheye
f9:1/200:ISO400
via YUSUKE TAMURA PHOTOGRAPHY
あれ?なんだかクマノミの写真ばっかりになってしまいましたね。。
個人的に好きなのもありますが、動く範囲が狭いので撮り易いのです。

狙う被写体や撮りたいイメージによってレンズの画角が違ってきます。
コンパクトデジカメでもズーム具合やモードが変わってきます。

あなたはワイド派ですか?マクロ派ですか?