脱・ビギナー!残り10スキルチェック!

すべてチェックがつけば、祝・脱ビギナーダイバー!

目次

11.エアー消費量が減少した

中性浮力、フィンキックなど水中の複合的なスキルが上達していけば、無駄な動きも少なくなり、無駄な空気を使うこともなくなります。
そのため、エア消費量がある程度のところまで、減ってきます。これもまた上達していることが数字で実感できます。
減らそうと思って減らせるものではなかなかないですが、上達の指標としてチェック項目に入れました。
みなさんのエア消費はいかかですか?

12.フィンキックの回数が減少した

前回フィンの扱いがしっかりできているか、キックできているかという項目がありました。
1回のキックがしっかりとできていればいるほど、進む距離は伸びます。
同じ距離を移動する場合、当然キックの回数は減少します。
ただ、中性浮力がある程度とれていることが前提になります。
みなさんのキック回数はいかがでしょうか。

13.フリー潜降・浮上ができる

ロープを一切掴まず、フィンキックにも頼りきらずに、潜降浮上することをフリー潜降浮上といいます。
これも自分自身で上達を実感することができるスキルです。このスキルを習得していると、
国内・海外リゾートに多いダイビングスタイル、ドリフトダイビングのポイントでは、素早くエントリー潜降することを求められることも多々あります。

浮上の時のよくダイバーがやってる練習としては、安全停止中ロープを掴まずに中性浮力で停止することです。はじめはこれが中々難しくて、沈んでいくか、浮いていくかでてんやわんやになります。
フリー潜降・浮上ができるようになると、さらにダイビングに余裕がでてきます。


14.バディの手助けをできるだけの余裕ができた

1回のダイビング中にどれくらいバディのことを確認していますか?
目の前の魚達や景色、カメラの画面に夢中になりすぎていませんか。

自分自身のことだけではなく、バディが困っていたらこちらから気づき、手助けできる。
余裕が出てきた証拠です。
何度もお伝えしてきましたが、ダイビングはバディダイビングです。どれだけバディのことを意識
してダイビングしているか振り返ってみてください。

15.海況(天候・風・波・うねり・潮流)から海を読む

365日全く同じ海況の日は存在しません。ただ、経験したことのある海況に類似することはあります。
あらゆる海況に応じたスキルを身に付けておく必要はあります。
前回ホームグラウンドを持つべき理由にも上げさせていただきました。
潜る前に前日の海況や、風などの天候情報からダイビングポイントの状況を把握できるようになると、何に注意すべきかわかります。
ただ、自分のみで判断せず、現地の海を知り尽くしているガイドにも確認し、バディと共有します。
苦手な海況や経験したことがない海況があれば、その海況に対応できるスキルを身に付けましょう。

16.ボートエントリー・エキジットがスムーズに行える

こちらも前回お伝えしました。
↓↓↓
リゾートダイビングでは、ボートダイビングのポイントが主流です。場所によって船のタイプが異なり、エントリー方法や船上のルールも変わります。潜る前に心に余裕がないとダイビングは楽しめませんし、トラブルのタネになります。
エキジットも波や流れが発生しているときに、いかにスムーズにできるかです。

17.ドライスーツの吸排気の調節が確実にできる

伊豆半島でのダイビングはドライスーツの使用が1年の大半をしめます。(8~9月以外)
ドライスーツの苦手なスキルは、排気です。うまく空気を抜くことが出来ずに、浮上していったり、
足に空気がたまり過ぎて膨張し、足からの浮上していくトラブルもあります。
それに恐れて、空気をあまり入れないでダイビングをしてしまい、体中スクイズであざだらけになったりと、ドライスーツの扱いに翻弄された経験はないでしょうか。

確実に排気ができる体勢を身に付けることが重要です。

18.初めての状況でも対応できるメンタルがついた

リゾートでのダイビングこんなダイバーをよく見かけます。

今まで味わったことのない、妙に緊張感のある雰囲気にのまれて、普段できていることが出来なくなり、焦っている・・・

例えば、外洋でのダイビングで波が高いときや、エントリー時船の両サイドに全員整列して座り、船長の掛け声のタイミングで、一斉にエントリーすることもあります。

追われている感じと、妙な緊張感でパニック気味になり、エントリーしたものの、うまく潜降できなかったりといつものペースがつかめなくなります。

メンタル強化もダイビングには大切です。

19.水中での自分いてる場所がわかる(特にホームの海で)

特にホームグラウンドの海の水中の地形を把握できていますか?
ただガイドの後ろをついて行って、連れて行ってもらうダイビングではなくて、自分のいてる位置を把握しながら潜れているか。
これには、ナビゲーションのスキルが必要になります。
今自分が水中のどのあたりにいてるのか、把握できるだけで水中の楽しみや安全性が高くなります。
ホームグラウンドで水中マップを使い、ナビゲーション(コンパス・ナチュラルナビ)を意識して潜ることでスキルは身に付いてきます。
それができるようになれば、初めての海で潜る時でも応用が利くようになります。

宇佐美の水中マップ(ビーチ・ボート)↓↓↓↓↓

20.環境への配慮

あくまでも海の世界にお邪魔させてもらっていることを忘れてはいけません。
人間の楽しみのためにどれだけのサンゴ礁が破壊されたことでしょう。
スキルが伴っていないがゆえに、フィンでバキバキとサンゴを折ってしまう。
魚たちにとっては、生命にかかわる被害を受けています。

台風が来れば、どこからともなくやってきた大量のゴミが海岸に漂着します。これもまた人間が捨てたものです。
海中に癒されている私たちが海を汚しているという矛盾。

少しずつでも海を元通りにしていくこともダイバーの役目ではないでしょうか。
海の中のゴミを発見したら、1つでも拾う。これだけでも塵も積もれば山となります。

海へ感謝の気持ちを忘れずに!

打ち上げられたタイヤ

流れ着いたサンダル

海を汚さず、壊さず、きれいな状態に。
脱・ビギナーダイバー20スキルいかがでしたでしょか。

あなたは、いくつチェックが入りましたか?
苦手なスキル・経験が足りないスキルが発見できたら、今すぐ海へ行きましょう!