ダイビング中の正しい姿勢

ダイビングはただ水中をキックしているだけではない!

目次

エ) 泳ぐ姿勢

せっかく上手く中性浮力が取れていても、泳ぐ姿勢が上手くできていないと、台無しになってしまいます。

水中での基本姿勢は、お腹を下にした水平姿勢ですが、上体を起こして泳いでいると、徐々に体は

浮き上がり、BCDから排気をしなければ沈めなくなります。

一方で、中性浮力が取れていない状態で水平姿勢になっても、水深をキープ出来ずに沈んで

しまいます。

つまり、水中を泳ぐことを考えた場合、中性浮力と姿勢は二つで一つのセットなのです。

どちらが欠けても、快適に美しく泳ぐことは出来ません。

どうしても上体が上がってしまうという人は、ガイドを気にし過ぎているのかもしれません。

常に顔を上げている必要は無いので、視野の上の方でガイドを捉えて、定期的にアイコンタクトを

図れば問題ありません。

また、自分自身では、きちんと水平姿勢が取れているか分からない場合もあると思います。

普段から上体が起きている人の場合、水平よりも頭が少し下がるくらいの気持ちでいた方が、

結果的に水平姿勢が保てるでしょう。

中性浮力がしっかり取れ、姿勢もバッチリなら、ゆっくりとフィンキックをするだけで、

滑らかに体が進んで行くはずですよ。