視界不良な中の作業

(10月12日の海ログ)透明度がなかなか良くならない港の中での作業ログです。

目次

まずは、今日の海況

皆さんこんにちは、宇佐美DCの谷です。

本日は時折小さいうねりは入りますがほとんど落ち着いた海況でした。
ボートの透明度が8mくらいで、少しハレーションで白っぽかったですが先週末より見えていて安心しました。

今日はビーチ・ボートで目玉となる生物を発見!(写真が撮れなかったので別の日に取ったものを代用してます)

まずは、カミソリウオで黒っぽいのが2匹で泳いでいたようです。この時期の低宇番ですね。

ボートではサカタザメが2匹出たり、群れがすごかったりと大満足なのですが…

なんと?!カーゴ石でフリソデエビを発見しました!

宇佐美ではいるんじゃないかと探すものの見つからなかったエビがようやく現れました。
ヒトデには申し訳ないですが、しばらく居てもらうために足を頂きます。<m(__)m>

とビーチ・ボートともにこの時期らしい生物が出てきています。

表題:視界不良な中の作業

今回は港での作業ログです。

船長から依頼を受けて、船を係留するための重要なアンカーの位置変更です。
結構な重さとヘドロの中に埋まっているので、今回はこの道具を使用します。

リフトバックです。

主な用途は水中の落とし物を引き上げる時に利用します。
今回のアンカーもこれを使って持ち上げやすくします。
これでやりやすくなるのですが、港の中は思った以上に過酷です。

まず、見えません。

アンカーのところまでロープをたどれば問題ないのですが、ヘドロに埋まっていたり、気づいたら別のロープをたどっていたりとかなり厄介です。
一度浮上すると水底が見えないので船まで戻って仕切り直しと心が折れそうです。

さらにそれに追い打ちをかけるのは重さです。
水中では少しは軽くなると思う方もいると思いますが、船を係留し流されないようにするためのものはなめてかかると下敷きにされるくらい重いです。そしてヘドロという足場の悪さも相まって環境としては過酷ですが、それでもやり遂げるのがプロですから加藤君とともに頑張りました!

とは言え、おバカな二人では簡単にはいかず、何度も上がっては船長に聞いたり、どやされたりと変わらずの平常運転で作業していました(笑)

無事作業が終了しましたが体中がへ泥まみれで、二人で仲良く器材を丁寧に洗いました。
潜った後と同じで洗わないと故障やトラブルの原因になります。
特に砂地に出たときは念入りに洗いましょう。砂が隙間に入って次に使おうとしたときにフローしてしまって使えないのは不味いですからね!

さて最後に明日の海況ですが、午後から北東の風が7m吹く予報のようです。
船長とも話してましたが、午前中は行けると思いますので現在はオープン予定ですが、最終は朝判断とさせていただきます。
海況が気になる方は明日の朝ご連絡ください。