流れてくるものは生物だけとは限らない

台風の後は南方系の生物がしばらく居ついたりしますが、それ以外で困ったものまで流れていきます。

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皆さんこんにちは、宇佐美DCの谷です。

本日も残念ながらクローズでした、もう文句も言えないくらいの波が入ってきており、海岸でサーファーが賑わっていました。

台風がくると南方系の生物が流れ着いてきますが、どこからともなく落とし物や外れたタイヤやブイ、誰が捨てたのかわからないものまで流れ来ます。

流れてきた物は打ち上げられて岩場に乗っかるのですが、たまに岩に挟まって回収が出来なくなる物があります。後は回収物によっては市に頼むものや大きな流木なんかになると陸から引き上げ回収する際に道路を一時的に封鎖するぐらいの作業になるときがあります。施設の管理の一つとして漂着物や漂流物の回収も細かいですが作業に入ってきます。

大き目の漂着物は見つけたら早めに回収!

台風などで土砂が流れたり、崖が崩れたりして、流木が流れてくることがよくあります。
実際、岩場の多い海岸沿いではよく見かけると思いますが、大きい流木が打ちあがっていたりします。

ビーチクリーンアップなどでゴミなどを回収しますが流木になると業者などに頼まないと回収できません。場所によっては回収できないものもあります。

なので、僕らの場合は大きい流木を発見したら漁師さんたちに連絡して海上で回収してもらいます。海に浮いている流木を放置すれば、船長や船を運転する人にとっては邪魔でしかありません。

漂流物は打ち上げられても浮いていても問題ばかりです。なので、台風の時などは漂流物にも注意します。

水面を漂う漂流物も早めに回収!

漂流物は漁師さんの商売道具の網の場合もあります。こういった物はレーダーでも探知で来たりするらしいですが、それでもプロペラに巻いてしまったりなど困ったりします。漂着した場合は、また流されないようにできるだけ回収します。

物の大きさによっては僕ら自身で回収してしまいます。
2日前ですが、気になる漂流物を発見したため、回収しに行きました。

漂流物の回収作業(スノーケル)

岸から見て、そこまで大きいものではなかったので、スノーケルで回収しに行きました。
少し沖の方にありましたが問題ないと思い作業開始!

泳ぎながら海の中はきれいだなぁと思っているとアンドンクラゲがいてビックリしたなどありましたが、漂流物の元まで行くと結構な距離でした。陸から加藤君に撮ってもらいましたが、かなり遠いところにいることがわかります。

ちなみに漂流物は釣り人が落としたライフジャケットでした。珍しい…

今回は珍しくライフジャケットでしたが、他にも浮き輪だったり、バケツだったりと色々流れてきます。気づいたら買い物かごも流れ着いていたりします。

こういった作業は環境保全だけでなく、いつもお世話になっている船長たちが安全に船を出せるようにする大切な仕事だと思います。例えるなら高速道路などに落ちているごみを回収して安全に走れるようにしているのと一緒です。

海を綺麗にすることは自然だけでなく、その地域の人や海で働く人たちの助けになります。
何事も日々やる事が大事ですね。

さて、明日の海況ですが、台風のうねりは明日も残るようで今の所、クローズを予定しています。詳しい状況を知りたい場合は朝7時以降にお問い合わせください。